かつて美作勝山藩への献上酒だったことから「御前酒」の名がついた。御前酒のこだわりは「旨みがあってキレがよい」こと。辛口で飲み飽きないので、料理とあわせると自然と盃がすすんでしまう、そんな日本酒をつくっている。1804年、「良質な米・水・寒冷な気候」という日本酒造りに最適な要素がそろった、岡山県・勝山に創業した辻本店。酒造りには、地元・岡山県産の雄町と蔵の横を流れる旭川の伏流水を使用。特に米へのこだわりは強く、2022年からは全量を岡山県産の雄町で仕込みをおこなう。2007年からは岡山県初の女性杜氏である辻麻衣子氏を中心に、若手蔵人らが知恵をしぼりあい、よりおいしい酒造りを目指している。全体製造量の約7割をしめる純米酒のなかで、ベストセラーの「御膳酒」銘柄が「純米 美作」。鑑評会で優等賞を受賞した実績もある。雄町の味わいがしっかりと感じられ、冷でも燗でもたのしめる一本だ。
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御前酒の酒蔵情報
名称 | 辻本店 |
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特徴 | 岡山県真庭市勝山。このあたりは古くから宿場町として栄え、二万三千石、勝山藩の城下町であった。蔵の脇を流れる旭川では、かつて多くの高瀬舟が往来して人や物資を運び、かつての賑わいを物語る船着場跡も残る。勝山藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘を受けていたのが、その名を現在の代表銘柄に残す、辻本店(つじほんてん)である。創業は1804(文化元)年で、一般には「萬悦」の銘柄で親しまれていた歴史がある。岡山県産の雄町米を全量使用し、旭川の伏流水を地下から汲み上げて使用。地元の素材を地元の技で醸すことをこだわりとし、味わいも古来より冬の寒さが厳しいこの地で求められたというすっきりした辛口が持ち味。酒造りだけに留まらず、1989(平成元)年には、古い酒蔵を改造して「レストラン西蔵」をオープンさせるなど、酒と食と文化の発信地としての道を歩んでいる。 |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 御前酒 炭屋彌兵衛 GOZENSHU9 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 岡山県真庭市勝山116 |
地図 |
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