街を歩くとぼろぼろと飲食店が潰れ、貸しテナントになっている。お気に入りの店が無くならないよう、できることはルールの中で足を運び、テイクアウトやケータリングで応援すること。
お店の応援株主みたいな制度があればいいのに。
こそっと2時間だけ、日本酒と料理のおいしい店に一人で寄る。今週もがんばった、ワタシ。言い訳はそれだけでいい。
お店の人に「飲んどいた方がいいお酒」を勧めてもらい、5種類を楽しく飲んだ。そのうちの一つ。
キレイ目ですいすい飲めるお酒の後に、常温でどうぞと「カネナカ 生酛純米」。
一口飲んで、
「抱擁感〜〜っ!!」
と唸りたくなる。
旨みがふっくら濃くて、包み込まれる感じ。
ジューシーでフルーティーな若い子達も好きだけど、味のあるおじさんも好きです、みたいな(個人的見解)。
甘辛い、豚の角煮にとろろをかけた料理に合う。
肉の脂、好きなんですよ。
昔、テレビで「肉の脂を食べてる時に脳に出る快感ホルモンは、ホスト7人にちやほやされるのに匹敵するか少し上」なんて情報を見かけてから、肉の脂を味わってる時に「今、イケメンのホストが寄ってたかってもてなしてくれてんねんな……」と思う癖がついてしまった。
エビデンスあるのか、全然知らんけど。
柔らかい肉の脂+このお酒
=ホスト7人+抱きしめてくれるおじさん。
いやもう、幸せが渋滞している。
……一人飲みでここまで幸せになれるなら、もう大丈夫かも、なんて思う夜。
お店で飲むって、自分が知らないお酒と料理を教えてくれるから好き。応援しに来たのに、応援されてしまった気分です。
特定名称
純米吟醸
酒の種類
生もと
テイスト
ボディ:重い+1 甘辛:普通