野口酒造店の代表銘柄「國府鶴」は、武蔵国の国府が府中に置かれていたことに由来し、「国府の地で、鶴のように美しい酒を造る」という想いが込められている。野口酒造店は1860年に創業し、長年にわたり府中の地酒として親しまれてきた。休止期間を経て酒蔵を全面改築し、2024年に約40年ぶりとなる自社醸造を再開した。佐賀の酒蔵で長く経験を積んだ木下 大輔杜氏を中心に、地元に愛される府中ならではの酒造りを目指す。新たな「國府鶴」は自社の井戸水を使用し、地元素材にこだわった「武蔵国テロワール」をコンセプトに掲げている。ラインナップには純米大吟醸、純米酒、純米辛口、普通酒などがあり、上品でキレの良い淡麗旨口の味わいが特徴だ。「國府鶴 純米大吟醸」は、華やかな吟醸香と米の旨みを感じられるやわらかな口当たりの1本。