「スペックは大吟醸でも」
山梨・大冠・甲州利右衛門・純米大吟醸・山田錦・精米歩合40%・15度
▼お土産にもらった甲州利右衛門という大吟醸。調べてみると『美味しんぼ』で取り上げられたことがある銘柄だった(写真3) ▼ついでに色々探ってみたけど、大吟醸だけあって結構いいお値段することが判明しただけで、甲州利右衛門という変わった名前が何に因んでいるのかは結局ネットでは分からなかった(笑)
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▽上立ち香はさすがに大吟醸の期待を裏切らない吟醸香。口に含むと上品で透き通った味わい、そのまま滑らかに滑り落ちる。ただ後味にはアルコールが立つ感じが残る
▽総じてフルーティ路線ではないので心躍るようなお仕立てではない。黙って静かに淡々と飲むべきお酒だろう。でも飲み干した後にすとーんと落ちてしまうというか、薄いというか苦味の余韻や膨らみには欠けるかなー。これをスッキリと言うか、面白みが無いと言うか悩むところ。。お値段考えるとなんとなく物足りない割に、杯を重ねていると昔ながらの日本酒飲んでる感は何故かかなりあって、段々と呼吸器周辺に漂ってくる(笑) …ちょっと残る予感?
▽大吟醸と言っても何らかのインパクトを持つバリュー物ではなくて、大吟醸スペックで粛々と作ってあるザ・日本酒という感じですかね
※MEMO 美味しんぼ#82
特定名称
純米大吟醸
原料米
山田錦
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通