大吟醸 をだえの橋
こちらは宮城県大崎市古川にある橋平酒造店の銘柄です
元々蔵のあった場所に店舗を構え,そちらのみで取り扱われています
この他にも吟醸酒などもあったようですが…私が行った際にはこちらのみ置かれていました
醸造自体は富谷市の内ヶ崎酒造が行っています
「をだえの橋」とは,蔵のある近くの「緒絶橋」のこと
ラベルの左京大夫 藤原道雅が詠んだ悲恋の歌が歌枕としてこの橋を名のあるものにしました
「緒」=「人との縁」が「絶え」ることと,「橋」=「逢瀬」が掛かっていることから悲恋の歌になるのだとか
その名を冠したお酒です,せつない味なのでしょうか…飲んでみます
最初の印象として,アルコールの当たりが強くて味の輪郭がやや見えにくいといった感じです
とろっとした舌触りで,これは日が経つと変わるかもしれないと思い改めて寝かせました
日を置いて香りがりんごっぽくなりアルコールのえぐみが取れました
米の旨みが前面に顔を出し始め,スッとした酸味が後に残ります
じっくり味わうと繊細な味であると感じられます
ちなみに橋平酒造店の銘柄として「登米ばやし」「洋々きたかみ」というものが登録されています
こちらの2つは橋平酒造店の親戚に当たる,宮城県登米市の海老喜商店さんのPB商品とのことです
今はもしかすると出されていないようで…(数年前まではあったらしいです)
橋平酒造店の店舗では海老喜商店さんの味噌や醤油も置かれているのでこちらもチェックしていただきたいところですね
特定名称
大吟醸
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通