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2020
8/15
wajoryoshu さん
満足度 4.5
鍋島* 純米大吟醸 愛山45%
日本酒を呑むようになって間もなくのころに出逢ったこの酒、余りにも旨くて感動した。それ以来、鍋島も愛山も大好き銘柄に登録。
開栓するとちょっとだけシュポっと、すでに艶やかで甘ーい香りが漂ってくる。たまらん。口にふくむと舌先で華やかな甘をキャッチしたかと思うと、全体に濃厚な甘が遠慮なく広がってくる。これまたたまらん。これが生だとチリチリ感もある代わりに、もう少し軽めの甘だったりするが、どっちもそれぞれで大好きだ。中盤にはちゃんとコメの旨味を感じさせてくれる。最後は、愛山特有の苦でちょっとだけ引っ張る。これがまたまたたまらん。
鍋島純大愛山は、十四代の七垂二十貫、鳳凰美田のPHOENIXシリーズなどとともに、愛山遣いの極上銘酒だと思う。
(追記)2,3日目、より甘が引き立つのはやむを得ないとしても、後味の愛山苦がほぼ皆無となってしまうのが残念。愛山が苦手という人は、この苦というか、エグ味が嫌いらしいが、好きな人がむしろこれが好きなはず。最初から弱くなっているように感じたが、この最後のアクセントはしっかり残して欲しい。やはり今年出した特純とこの純大の間に、純吟の発売を期待したい。特定名称 純米大吟醸
原料米 愛山
テイスト ボディ:普通 甘辛:甘い+1
鍋島 (佐賀 / 富久千代酒造)