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2021
3/5
酔楽 さん
満足度 3.5
今宵の地酒は、鳥取の「日置桜」です。
酒度が+10.5というツワモノです。
玉栄を100%使っているということです。心白が出にくいお米ということらしいので淡麗酒なのでしょうね。
今までのお酒には珍しく、茶というか赤というか薄く色が付いていました。鉄分の多い仕込み水なのか何なのか解りません。
それでは心して、いただきま~す。
最初は「冷酒」、次に「熱燗」、最後に「常温」で呑み比べてみました。
「冷酒」
吞み口は比較的スッキリのアタックで、酸味が効いています。
「熱燗」
思ったより甘味が上がりませんでした。酒蔵は燗を進めていますが、酸味の強いお酒のために暖められた酸とアルコールとが一緒に鼻腔に強い刺激を与えて呑みづらくなりました。
「常温」
強い酸が苦手な方はまろやかな口当たりと酸も控えめになっていいかもしれません。
私の好みは「冷酒」でした。しかし、辛味が徐々に上がってくるお酒なので(個人的には)グイグイいけるお酒ではないですね。
2・3日目
冷酒より常温の方がより呑みやすくなりました。
基本的に甘旨な味わいがないので平坦です。
約一ヶ月目
一升瓶に残ったお酒を四合瓶に移し、低温で寝かせました。
なるほど~。
日を置いて桜が咲きました。正に「日置桜」です。
旨味が乗って美味しいお酒に変身しました。特定名称 純米
原料米 玉栄
テイスト ボディ:重い+1 甘辛:辛い+1
日置桜 (鳥取 / 山根酒造場)