日本酒「Rose de voeu」のレビュー・評価 by_Kuriさん

Rose de voeu(ロゼドブ)

今回は宮城県丸森町のお酒です。
県の最南端の町で作られた「愛国」という米を使い，更に赤色酵母を用いて醸されたという珍しいお酒です。

丸森町の地域おこし協力隊の方の企画で限定500本作られたお酒です。
蔵元は「伯楽星」や「愛宕の松」を出す新澤醸造店になります。

この名前の由来は丸森町筆甫(ひっぽ)地区で500年以上花を咲かせるウバヒガンザクラをイメージし「願いのピンク」というフランス語をあてたもののようです。

開栓時に発酵によって生じた炭酸ガスがプシュっと鳴り，その後とても甘い香りが漂います。
注ぐとほのかに桃色に染まったにごり酒というのが分かります。
そういえば新澤醸造店は「愛宕の松」で「はるこい」という似たようなお酒を醸してましたね。
飲み口からイチゴの甘さがふわーっと広がり，シュワっと弾けるように鼻奥へと香りが広がっていきます。
発泡性のある飲み口がさらに美味しさを表してくれます
この爽やかな甘さがとにかく特徴的で非常に春らしい素敵な一本です。
とても美味しいので味わいながら飲んでいきたいと思います。