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2021
5/30
wajoryoshu さん
満足度 4.0
鍋島** 純米大吟醸 山田穂40%
まず間違いなくわかるわけはないと思いつつも、年末年始の余り物ヒモ付山田錦35とそのルーツ酒米、山田穂と短稈渡船を呑み比べてみる。
まずは山田穂。シュポ開栓、柔らかで微かな穀物系の吟香、入り口は鍋島には珍しく酸が来て、すぐに苦が口内を覆い、後味は薄っすらと旨味らしきもの。母系ということもあるし、今まで呑んだ山田穂はもっと優しい感じだったが(有名どころでいうと茅舎の純吟山田穂なんてフルーティーでバランス良くいかにも女性らしい味わい)、これは全く違ってかなり個性的で、野性味さえ感じる。温度が上がっても傾向変わらず、酸が落ち着き、苦に辛がプラスされた感じ。
(2日目)味全体が落ち着いて滑らかさも感じるようになった。また甘も出てきたために甘酸はバランスし始めるも、やはり五味の中では苦辛優勢で、燗しても旨味は増すが、苦辛は衰えず変わらず。個人的にはこのアダルトビターテイストは嫌いではないが、、、3.5⇒4.0特定名称 純米大吟醸
原料米 山田穂
テイスト ボディ:普通 甘辛:辛い+1
鍋島 (佐賀 / 富久千代酒造)