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2021
6/13
しろこさん
満足度 4.5
旬のもので飲むシリーズ、この日はスーパーで見つけた鱧(ハモ)。京都のおばんざい屋でバイトしてた時に、刷り込まれた味。
私は梅ダレ派なので、パックに入ってた酢味噌をよけて、自分で作る。
和歌山から来た鱧に合わせるわけでは無いけれど、和歌山県みなべ町の梅干しを使う。
若い時に勤めてた職場に、お客さんが「実家の梅干しです」と持ってきてくれた。もう驚愕。ただ酸っぱいのではない、旨みを含んだ甘酸っぱさ。はちみつ漬けの柔らかい大粒の梅干し。
それ以来、その実家のお店から買い続けて10年以上。
もったいないけど、その梅干しを2粒叩いてみりんと日本酒を小さじ2ずつ混ぜる。
※すみません、先日の「上喜元」の残りを使いました……。
鱧につけて、食べる。紀州梅の甘酸っぱさと、淡白な鱧の合間に潜む脂がにじんで美味しい。残った梅ダレには、キュウリや長芋をつけてもサッパリ系のつまみになる。
合わせるお酒は「基峰鶴 特別純米 生原酒」。
ふらっと寄った酒屋で勧められた一本。ラベル裏には「バナナの様な香り」とある。
バナナとまでは断言できないけれど、甘くフルーティな飲み口で幸せな気分になる。
それだけに、酸味のある肴で引き締めながらぐいぐい進む。ヤバいなぁ、これ。スマホのメモを立ち上げて、「また買うお酒リスト」に入れておく。
この日は「アジのなめろうVer.4」もあったので、休日の夕方から飲み始めて危険な状態になった。その後、正気を取り戻して家事と仕事やった自分エラい。
そもそも明るいうちから飲むなって話ですが、ステイホームでアル中患者が増えてるってわかる気がします。
……旬の物と美味しい日本酒、危ない。
特定名称 特別純米
酒の種類 無濾過 原酒
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1
基峰鶴 (佐賀 / 基山商店)