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2022
5/5
コリンキー さん
満足度 4.5
天領盃 ウロボロス 氷温熟成 2019 貴醸酒
めっちゃ甘いですが、水のような透明感とキレの良さで、ついついゴクゴクと飲んでしまいました。
甘いは甘いんですけど、まろやかで深みのある甘さなので不思議と飽きが来ないんですよ。
その突き抜けた甘さに脳が多幸感に包まれて、非常にいい気分でした。危険なお酒ですね。
「陽乃鳥」で貴醸酒ブームを巻き起こした佐藤祐輔氏が主催しているETCサイトにて購入したウロボロスの限定品。
「陽乃鳥」は1年間寝かしたお酒で仕込んでいるが、こちらは10年間以上寝かしたお酒で仕込んでる。そう考えると、そのやばさが分かるんじゃないでしょうか。
このお酒は深みがありながらも飲みやすい。それは、時をかけてゆっくりと熟成させたお酒を使っていて、更に氷温で2年半も熟成させているからだと思います。なぜそんな贅沢な事が出来たのか?
当時24歳の加登仙一氏がこの蔵を買い取り、自由に新たな試みを色々していますが、一から始めていたらこのお酒は生まれなかったはずです。天領盃が歩んできた歴史によって生み出された古酒があったからこそ生まれたお酒です。
しかしながら、彼が蔵元にならなければ生み出されることがなかったお酒でもあります。その出会いの奇跡に感謝しながら、美味しく飲ませて頂きました♪
ちなみに加登さんはあくまでも、お酒の味で勝負したいので、全国最年少の蔵元などと言われるのが嫌なそうですが、「陽乃鳥」に勝るとも劣らない美味しいお酒でした。
残された古酒が無くなったら、二度と造ることが叶わないお酒ですので、個人的には通常のウルボロスも買いだと思います!
The Rebirth Time Machine (新潟 / 天領盃酒造)