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2022
5/7
ばんない さん
満足度 5.0
鍋島 Blossoms Moon 純米吟醸
2022.02製造
鍋島80本目
【春の鍋祭り2022】
今夜はネズミ氏との合同企画である「春の鍋祭り」です。昨年からスタート?しているこの企画も第2回を迎えました。春ももう少しで終わろうとしているなか、ちょっと時期外れではありますが、鍋島四季の風物詩となっているMoonシリーズであるBlossom Moon(以下、春鍋)を二人でレビューしていきたいと思います。
春鍋は鍋島シリーズで唯一「但馬強力(たじまごうりき)」を使用しているお酒です。但馬強力の特徴は以下のとおりです。
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発祥:1925年
兵庫県立農事試験場 但馬分場(朝来市)
系譜:鳥取県の酒米「強力」を品種改良
特長:心白の発現が良いため、高度精白が
求められる高級酒の醸造に適している。
口あたりはやや甘く感じるが、
シャープなキレが出るのが特長。
昭和初期に兵庫県の奨励品種に認定。
しかし栽培の難しさや効率の低さと、
同時期に広がった山田錦に圧倒されて
姿を消していった。
平成に入ってから丹波市で栽培が復活し、
2017年頃から発祥の地である但馬でも復活。
生産農家さんは但馬強力を「しなやかで女性的」
と表現する。しかし栽培については小手先では
ゴールに近づけないほど難しい。
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なるほど、復活の酒米であったわけですね…。どのような理由で但馬強力を飯盛杜氏が選んだのかとても気になりますね!
それでは、開栓していきます!!
【スペック】
○使用米
但馬強力
○精米歩合
50%
○アルコール度数
15度
【味わい】
○温度帯
雪冷え〜常温
○香り
お米、薄い吟醸香、アルコール
○含み
サラリとした口あたりから、チリチリとしたガス感があります。甘味はほんのりと感じられる程度で、少し塩分のようなしょっぱさがあります。
○中盤
口中で転がすと、少し生姜のようなスパイシーな香りと塩っけある酸味を感じます。
○余韻
キレは良好でスッといきます。口中から香りの引きもよく、食中酒向けのような感じ。
【甘辛】
ちょい辛
★総評
さっぱりとした味わいかつ、シャープでドライな印象の鍋島です。いつものフルーティな鍋島を想像して飲むと肩透かしをもらうでしょう笑。単体として飲むには味わいがかなり薄いので、物足りなさを感じる方もいるのでは。食中向けではあるのですが、味わいが濃ゆい料理とのマッチングは避けるべきでしょう。お酒の味わいが隠れてしまいます。
今回の鍋島はかなりドライだと自分的には感じました。ここまでドライ寄りなのは鍋島シリーズで春鍋くらいなのでは…。いつもと違うシャープでドライな鍋島を求める方には是非とも飲んだいただきたい鍋島となっているのではないでしょうか。
写真は子供の日の前日に熊本県の杖立(ついたて)温泉にて。家族で賑わう中、大の大人が酒を片手にガチ撮影。ジロジロ見られていましたがもう慣れてます笑。お陰でいろいとりどりの鯉のぼりとの素敵な一枚が撮れました!
そして最後に、今回も合同企画ということで参加していただいたネズミ兄に感謝(^^)!!またよろしくお願いします!!
皆さん、ネズミ氏の春鍋レビューもお見逃しなく!!
今宵も素晴らしい鍋島ライフを!特定名称 純米吟醸
原料米 但馬強力
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
鍋島 (佐賀 / 富久千代酒造)
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ばんない 2022年5月7日 21:04:52
お疲れ様でございます♪今年も無事に春の鍋祭りが開催できました^_^!!ちょっと惜しかったですが4.5で笑。川の石に乗っての撮影。落ちたらずぶ濡れです笑。
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ばんない 2022年5月7日 22:57:32
パパさん、鍋シーは「山田錦、愛山、白菊、さがの華、雄町、渡船、山田穂、きたしずく、但馬強力、五百万石、鍋島米」と、こんなもんでしょうか。山田錦は精米歩合違いとかもあるので、それも含めるとさらに増えますが笑笑
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ばんない 2022年5月8日 18:26:27
カシスさん、zizoさんにはまだまだ及ばないっすね…。同じ構図ばっかりになってしまうんですよね笑。でも1枚目のラベルの写真はど真ん中にお酒を置いたこの構図は私のアイコンにしたいと思っています。この真ん中にデンッと置いた写真を見た瞬間に「ばんないのレビュー!」とわかるような笑笑
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ばんない 2022年5月8日 18:28:07
のうてんきものさん、色とりどりの鯉のぼりに目がいきそうですが、バックの山、抜けるような青空がいい仕事してるんです。そこにパッと主役の春鍋ピンクがくることでベストバランスになったわけです!
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