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2022
7/21
たいき さん
満足度 4.0
磯自慢 純米吟醸 多田信男
飲み初めチリチリと酸味が出てきて、後からまろやかさが出てくる。
仕込み水は日本百名山に数えられる間ノ岳を源流にもつ大井川伏流水になる。
もともと静岡県には、旧大井川町を中心とした志太平野一帯に「志太杜氏」という杜氏集団が存在し、大正末期から昭和初期の最盛期には、100人以上の杜氏・蔵人が県内全域の酒蔵で活躍した。
明治から大正、昭和にかけて、大地主として農業を営みつつ、冬場の農閑期には酒造を営むという形で、蔵の名を冠した「磯自慢」を造り続けてきた。
酒造りを専業とするようになったのは、第二次大戦後の農地解放を受けてのこと。その後、周辺の小規模な蔵元が整理・統合されるにともない、焼津で唯一の蔵元として、この地の酒造りを担うことになります。
蔵元は兵庫県東条町産山田錦を気に入っており、特に2010年から東条町秋津にある3カ所の田んぼ、「西戸(さいと)」「常田(つねだ)」「古家(ふるけ)」という区画を厳密に指定し、そこで収穫された酒米のみによる3種類の酒の仕込みを開始している。これは日本酒の歴史において画期的な試みだ。
酒友 磯自慢酒蔵㍿(静岡県焼津市鰯ケ島307)
http://www.isojiman-sake.jp/
天保元年(1830年)創業テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
磯自慢 (静岡 / 磯自慢酒造)