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2022
8/17
Sunday Back Nine さん
満足度 5.0
生酛 めろん3.33
原材料:自然栽培米使用
精米歩合:560%
アルコール度:15度
大好きな「にいだしぜんしゅ」シリーズ
名前の通り、完熟メロンのような吟醸香に、まさにメロン!のジューシーな果実感がたまりません(*≧∀≦*)
この気になる名前「めろん3.33」の由来は…
蔵元facebookより
日本酒は通常「三段仕込み」と言って、酒母(しゅぼ)をタンクに入れ、そこに糀、蒸米、水を三段階にわけて入れていきます
一度に入れてしまうと、酵母菌の繁殖が追いつかず、雑菌が増えてしまう恐れがあるため、3回に分けて入れる事で、酒母の中の酵母菌を元気な状態のまま、段々と増やしてあげる事が出来ます
元気に増えた酵母菌の働きで、蒸米の糖分がアルコールへと変わり、蒸米そのものの成分は「でんぷん」それを、糀菌のつくり出す酵素が「糖」変えてくれます
もろみの中では「糖化発酵」と「アルコール発酵」という、二つの発酵が同時に行われているのです
そしてこの「三段仕込み」の後、さらにもう1回蒸米を入れ、甘みを出す仕込み方法を「四段仕込み」といい、「しぜんしゅ」の場合は、蔵に伝わる独自の「汲み出し四段」という方法で仕込んでいます
これは、もろみのタンクにそのまま蒸米を入れるのではなく、もろみの一部を小さなタンクに汲みだして、そこに蒸米を入れてしっかり甘さを出してから大きなタンクに戻すという、実はと~っても手間のかかる仕込み方法なのです
その「四段目」の蒸米の量を、あえて1/3に減らし、適度な甘さに調整したものが、この「めろん3.33」です
三段+1/3(=0.33)段という事で「3.33」という表現にいたったそうです
こんなに奥が深かったのですねー〜ー
四段ではなく3と1/3段にすることで、完熟メロンのようなフレッシュな吟醸香と、甘みと酸味のバランス良く、ジューシーな旨みになり、発酵由来のピチピチとしたガス感も味わえてしまいます
また大好きなお酒が増えました!
2022.8購入 1980円@サンストアにいだしぜんしゅ (福島 / 仁井田本家)