-
2022
9/1
たいき さん
満足度 4.0
日置桜 Canon 純米吟醸
濃醇すぎず乳酸の酸味と優しさ(少しとろみのある)がうまく合わさってる。最後に少し熟したリンゴの余韻を残す。
浅葱色をしており、最後に渋みを感じる。山椒のような感じの後味
R3BYの試験醸造酒。完全発酵にすることは変えず、ただ甘味がきちんと残っている
4代目は「淫靡さ」「妖艶さ」「怪しさ」をもつ酒を造りたいと思い、この商品をッリース。穀類からこのような性質を引き出すのは難しく、取り組み始めてから15期が過ぎた頃。「いつもと対極のことをしてみては?」という発想が浮かび、桶1つだけこれまでの美意識とは違う設計で仕込むことに。カノンのコード進行は逆行列のようになっており、今の造りがこれまでと逆行していることと関連付け、canonにした。
スペック
原料米:山田錦(生産者:数馬豊)
精米歩合:60%
度数:16度
日本酒度:+10.1
酸度:2.1
アミノ酸度:2.1
協会9号
詰口状態:一度火入40%、二度火入60%
山根酒造店(鳥取県鳥取市青谷町大坪249)
https://hiokizakura.jp/
→理念がしっかりと伝わってくるサイトです
明治20年創業
日置桜、Canon
日置桜とは対極的な造りのお酒だそうです
酒質に弾力性や跳ねがあると表現される
「酒は米を超えられない。」「醸は農なり」
米の生産者毎に仕込み桶をたてる「シングル醸造」をとる。こうすることで製造工程で起こるとされていた酒質の違いへの影響が、米造りの土壌や除草剤の散布量などによるものであると判明したそう。また、米農家ファンなるものが生まれたそう。作った米がどうなるか知らなかった米農家の励みにもなっているそう。テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
日置桜 (鳥取 / 山根酒造場)