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2024
3/1
dotdash さん
満足度 5.0
3月の一本め。宮寒梅の四季にあわせた限定酒のなかで一番のお気に入りは、このSpring Time。こころに春をよぶ酒の看板に相応しい逸品で、今年は例年より華やかに感じる。
蔵の庭に咲いていた椿の花から作られたミヤツバキ酵母というオリジナルの花酵母で醸しており、アルコール度は12度でメチャ甘と酸味のバランスが好き…いやいや、濃醇で甘過ぎでしょという意見が出るのも分かるけど。
食中酒には向かないけど、春のデザート代わりに食後の一杯にはちょうど良い。花酵母ならではの上品な香りは、卒業や入社といっためでたい席や花見での乾杯に使えそうな気も。適度に冷やしてがオススメ。
「私たちは震災の時、たくさんの方々から支援していただきました。今度は私たちが、辛いときや苦しいときに、心がほっとするような、支えになるようなお酒を造りたいと考えています」と、かつては3.11で蔵が全壊した宮寒梅が、こんなにも春を讃えた酒を造っているのが、ちょっと泣ける。特定名称 純米吟醸
テイスト ボディ:軽い+2 甘辛:甘い+2
宮寒梅 (宮城 / 寒梅酒造)