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2024
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花巴 純米酒 速醸&山廃&水酛 国産米70%
正直あまり得意ではない「酸」を学ぶために、「酸を開放する」という蔵の酒と向き合ってみる。
(常温)
速醸:入りから酸炸裂、3種の中では一番軽やか、とはいえ平均値よりは濃醇、終盤に辛苦も、呑み進めると軽やかさは柔らかさに、3.4~3.5
山廃:入りは速醸より柔らかく、中盤からぐんと酸が濃くなりコメ旨広がり、中盤から辛、終盤の苦あるもわずか、呑み進めるとその柔らかさをよりふんわりと、3.6~3.7
水酛:入りから柔らかで甘さえ感じ、中盤から終盤にかけての酸の伸びは一番で発酵感強し、呑み進めて酸に慣れてくると、入りから甘旨をより濃く感じる、3.5~3.8
(燗)
速醸:燗による変化量はもっとも少なく、ぬるがピークでそれ以上ではシャープに、ベストは常温~人肌、3.5~3.6
山廃:速醸よりは燗による膨らみ幅大きいも、やはりぬる~上あたりがピークでこれくらいからむしろ辛キレへ、ベストはぬる、3.6~3.8
水酛:燗により大きく膨らみ、熱前後がピークで飛び切りからの燗冷ましもかなりイケる、ベストは飛び切りからの燗冷まし上、3.6~4.1花巴 (奈良 / 美吉野醸造)
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wajoryoshu 2024年4月1日 18:08:06
(総括)
今回300ml呑み比べセット、スコッチ原酒飲みとしてはそれらのブレンドも試そうと思ったものの、常温でも吞み進めると、そして燗による変化幅大きく、その多様性に圧倒されブレンドに行きつくまでの余裕なく終わる。あらためてそれぞれに適温があるのだと実感した。 - ログインしてコメントを書く