masamasamuneさん(2018年11月9日)の日本酒「酒々井の夜明け」レビュー

酒々井の夜明け 2018、仕事帰りに地元の酒屋さんに寄ってゲットしました。
まさに今日上槽されたばかりのお酒が、透き通った壜に詰められて、その日のうちに手に届くという、スペシャルすぎる初めての体験。
甲子正宗で知られる飯沼本家さんの、今年初搾り純米大吟醸です。
地元千葉県産のふさこがねを50%磨いて醸された液体は、こうして今飲んでいる同じ日に搾られたのが不思議なほど、スムースな飲み口。
新酒のガス感は確実にあるけれど、口から喉まで流れる感触は、汲みたての水のようにさらりとしています。
甘いのにスッと切れて、若々しいアルコール感はあるのにふっと引いて残らない。
ガスピチピチでエッジあるこれぞ新酒だぜ！みたいなのをイメージしてたから、この味わいはびっくりです。
新酒ヌーヴォーということでワイングラスに注いだ液面からは、気持ち弾むフルーティな香り立ち。
今日出来たばかりのお酒という高揚感と、どこか噛み合わない背筋伸びるような清冽な味わい。
そんなちぐはぐさに、がっつりハグされた、とても贅沢な酒経験でした！