表千家の茶事にて、唯一公式銘柄として使用される山本本家が誇る銘酒「松の翆」。京の食文化である京料理や京懐石などの和食との相性を追求した逸品で、ややドライな辛口の味わいながらさっぱりとしたきれいな後口が特徴の銘柄だ。山本本家が蔵をかまえるのは、伏見七名水のひとつ「白菊水」が湧きでる京都市伏見区上油掛町。11代目の山本 源兵衞が当主をつとめる、創業1677年の老舗酒蔵だ。仕込み水の白菊水は、適度なミネラル分を含んでおり、ふくよかでまろやかな酒質を作り出す。「純米大吟醸 松の翆」は、おだやかで上品な吟醸香がありながら、芳醇な味わいも感じられる。冷やしていただくとキレが増し、和食料理の味わいを引き立てるので特別な日の1本にぜひおすすめの銘酒だ。