聚楽第 吟醸 あらばしり
時代とともに変化する日本酒のトレンドに対応すべく、長年「京都酵母」の開発に努める京都市産業技術研究所バイオ系チーム。
その産技研が産業技術総合研究所(つくば市)と佐々木酒造さんとで共同開発した酵母「京の琴」で醸されたお酒をいただきました!
「京の琴」は901号に代わる酵母としてつくられた吟醸酒向けのカプロン酸エチル高生産酵母で、コクのある旨みが特徴的だそう。
上立ち香は確かにカプっぽいリンゴを感じます。セメダインも少し。
そこまで強くはなく、爽やかと言うよりコッテリとした印象の香り。
含むと酸味の刺激とともに、スポンジケーキのコク!
コッテリ感の要因はこれだったか!
フルーティーと言われればどうかな?という感じですが、落ち着いた甘旨辛。
原酒というほど濃くはなく、苦味を伴ったキレに、喉がカァーっと後からアルコール感がやってきます。
オカンにすると…
セメダイン臭をまとったスポンジケーキなコクは変わらず、一瞬、あ、まったり甘い!と思った瞬間にピリーっと痺れる!
苦み辛みが増してきましたねー!
結論、スポンジケーキのコク(笑)
正直この1本でこのKOBOの特徴を捉えるのは難しいかなぁー。
調べてみると、実は「京の琴」で醸された京都酒は意外に多いことがわかりました。
京都の外に出ることはそうそうないかとは思いますが(笑)
これを機に、今後も他の「京の琴」もリサーチしたいと思います!
特定名称
吟醸
原料米
五百万石
酒の種類
無濾過 原酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:甘い+1