秋田酒造の代表銘柄として、長く地元に愛されてきた銘酒「秋田晴」。蔵をかまえる秋田市新屋は、湧水の町と呼ばれるほど水が豊富で、かつては日本酒の醸造で栄えた町だった。秋田の地酒発祥の地とも言われており、その伝統の味を受け継ぐのが秋田晴の使命だという。秋田酒造の前身である國萬歳酒造は、明治41年より酒の製造を開始。その後、國萬歳酒造の瓶詰めや販売会社として設立された秋田酒造と合併し、平成24年より秋田酒造となった。「木桶」や「麹蓋」など昔ながらの手造りで丁寧に醸す。「純米酒 秋田晴」は、地元秋田県産の酒造好適米「吟の精」を昔ながらの和釜で蒸し、低温でじっくり発酵して醸したお酒。淡麗辛口で酸味と旨みのバランスがよく、後味のキレの良さが人気。国内外でも高く評価される食中酒におすすめの1本だ。