1880年の創業当初から金光酒造の代表銘柄として愛されてきた「桜吹雪」。金光酒造が蔵をかまえるのは広島県広島市。仕込みには蔵内に湧きでる中硬水の井戸水と国産米100%を使用。そのうち80%は地元・広島県産の米で、「八反錦」や「千本錦」などを商品にあわせて使い分けている。「こころに残るおいしいを求めて」という精神のもと、2003年からは個性のある酒造りを目指すため、季節雇用を廃止し社員蔵人の手で酒造りを行っている。数々の国内鑑評会や海外コンクールで受賞した実力酒「桜吹雪 大吟醸」は、「千本錦」を精米歩合40%まで磨いて醸した大吟醸酒。吟醸酒らしい華やかな香りと爽やかな甘みが特徴だ。軽やかで飲みやすいので日本酒初心者の方にもおすすめの1本。
桜吹雪のクチコミ・評価
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桜吹雪の酒蔵情報
名称 | 金光酒造 |
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特徴 | 金光酒造は、広島県東広島市黒瀬町で1880(明治13)年に創業した酒蔵だ。現在、杜氏兼代表社員をつとめる金光秀起氏が、東京農業大学を卒業したあと、実家である同蔵を立て直すため戻り、自らの名の姓と名からそれぞれひと文字ずつ取り「賀茂金秀」をいう酒を誕生させた。麹米には「雄町」と「八反錦」をはじめとして、すべて酒造好適米を使用している。大吟醸、純米大吟醸酒にはおもに「千本錦」を使用し、純米大吟醸の一部では、特A地区と呼ばれる兵庫県東条地区産「山田錦」を35%まで研いて使用するものもある。酒のもとになる酒母はすべて、より衛生的で雑菌が少ない状態で行なえる高温糖化を採用している。またできた酒を搾る部屋を冷蔵庫化して、酒にストレスを与えず、できるだけ品質劣化を防いだ状態で作業を行なっている。この変更は2007醸造年度のことで、酒どころ広島県内でも早いタイミングだったことから、金光氏がいかに情報収集をして、酒づくりの細部まで気を遣ったうえで見直しをかけていたのかがうかがえるだろう。その後、県産「千本錦」を使用した酒で、2008醸造年度「全国新酒鑑評会」で金賞受賞。翌年「西条清酒品評会」で『大吟醸 桜吹雪』が優勝。こうして全国的にも知名度が高まっていき、徐々に名酒蔵としての地位を確立した。(関 友美) |
酒蔵 イラスト |
(蔵元写真撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 桜吹雪 賀茂金秀 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 広島県東広島市黒瀬町乃美尾1364−2 |
地図 |
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