山形県南陽市の伊勢熊野大社のお膝元に蔵をかまえる、東の麓酒造が醸す代表銘柄「東の麓」。東の麓酒造は「飲む人の心を満たす酒」をモットーに、1896年の創業以来、品質本位の酒造りを続けてきた蔵元だ。蔵がある置賜盆地は、清洌な水と良質な酒米、冬の厳しい寒さがそろった酒造りに適した地域。全国新酒鑑評会で10年連続金賞受賞の実力をもつ神理(じん まさし)杜氏を中心に、地元産の酒米と水にこだわり、大学との新ブランドの共同開発など次世代に日本酒の伝統を繋げる取り組みにも注力する。令和6年の新酒鑑評会で金賞を獲得した「東の麓 純米大吟醸」は、地元産の「雪女神」を精米歩合35%まで磨きあげた逸品。雑味がなくきれいな酒質で、上品な吟醸香と旨みがありながらスッキリとした喉ごしが特徴だ。