福島県会津若松市に蔵をかまえる名倉山酒造は、猪苗代湖のそばにある名倉山の美しさから代表銘柄を「名倉山」と名づけたそう。大正7年に創業し100年以上の歴史をもつ名倉山酒造は、「きれいな甘さ」をめざし、吟醸酒、純米酒をはじめ、本醸造酒、にごり酒まで幅広い種類の酒造りを行う。名倉山では、米・水・技術において高いこだわりをもち、社長と杜氏が二人三脚で酒質の向上に取り組んでいる。その努力の結果、毎年さまざまな鑑評会などで賞を受賞するなど実績を積んでいる蔵元だ。大吟醸は山田錦を35%~45%、純米吟醸、純米酒は夢の香、山田錦を50%~55%の精米歩合を採用する。「上撰 名倉山」はやわらかな香りと米の旨みが感じられるお酒で、日本酒初心者にも飲みやすいのでおすすめだ。