龍梅 （りゅうばい）

今宵は大分。大分駅前から延びる繁華街の居酒屋で、地産地消からの地酔です。大分は、日本酒蔵と焼酎蔵の数が半々の醸造活況地域です。麦焼酎にも惹かれながらも、日本酒を求めてみます。
知らない銘柄がたくさんあります。龍梅。一口目はクラシックな味わいでしたが、関サバね、これに合わせてみると、あららら、すっきりと締めてくれるわけ。九州独特の甘醤油にも上手に合わせて引いていきます。芳醇ですが、引きが良いのは、酸味のおかげと思うのですが、その酸味があまり顔を出さないのですよ。
楽しいね、地酔。

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福岡県糸島産の山田錦を50%まで精米した純米吟醸。

大分に用事があった際に立ち寄った酒屋で購入した一本です。

色味、僅かに黄色の透明、トロリ感普通。

香り、古い木の香り、熟れた吟醸香。

飲み口、少し米の甘味を感じる程度。
日本酒に適切な表現かどうか微妙だが、やや、メディショナルな印象。米の旨味、適度な酸味もあるが、古酒とも違う独特な味がする。
敢えて言うなら椎茸などの旨味メインのキノコ系の味だか、少し違う。
ほろ苦についで、最終的には辛味が勝り、やや重め、辛口という感想。キレは良い。

熟成感のある酒には脂が乗った肴が合うと言う、自分の中の法則通りに鯨ベーコンを用意。

鯨ベーコンの脂に酒が反応して、甘味がぐっと増す。

が、独特の味は残る。
合わない訳ではないが……。

脂の乗った焼き鮭とは更に相性が良かった。

後日、燗も試してみます。

1週間経過、甘味目立たず、エグミが出てくる。
燗酒は重くて辛めだがこちらの方が味がふくよかになる。
燗冷ましが今のところ良さそう。

龍梅 大吟醸(藤居酒造：大分)
山田錦
精米歩合35
アルコール度数16
日本酒度+3.6
酸度1.1
酵母K-9と何か

龍梅、お初。
数字からすると…
うーむ、わからん。

香 ：穏★★⭐⭐⭐華
味 ：淡★★★⭐⭐濃
甘辛：甘★★⭐⭐⭐辛
軽重：軽★★★⭐⭐重
香りは、アメ・シロップ・カラメル・和三盆。
飲み口は、すっきり淡麗な旨口。

口に含んだときの感覚：
甘味★★⭐⭐⭐
旨味★★★⭐⭐
酸味⭐⭐⭐⭐⭐
苦味⭐⭐⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
ふくよかなお米の甘味と旨味。

飲み込んだ後の余韻：
甘味★★⭐⭐⭐
旨味★★★⭐⭐
酸味★⭐⭐⭐⭐
苦味⭐⭐⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
前半の流れそのままにスーッとキレイに引いていく。少しほろ苦。

で、結局どうなのよ？
甘旨。少し粘性を感じるまろい入りから、甘味と旨味がふわりと広がって、ほろ苦さを感じさせてスッとキレていく。ほんのり熟成感とお米の味がしっかり感じられるお酒。