1979年創業の三春酒造が醸す代表銘柄「三春駒」。三春酒造が蔵をかまえるのは、日本三大桜の一つ「滝桜」で知られる福島県三春町だ。仕込み水には阿武隈山系の伏流水を使用し、南部杜氏の伝統技術をいかした手法で醸す、きめ細やかな酒造りで知られる。原料米には、兵庫県産の「山田錦」をはじめ、厳選した「五百万石」や「美山錦」などの酒造好適米を酒質に応じて使い分ける。2016年から杜氏をつとめるのは、齋藤 哲平氏。データを活用した酒造りで、安定的に高品質を維持することをめざす。「三春駒 大吟醸 ブラック」は、「山田錦」を精米歩合40%で丁寧に磨きあげ、低温でじっくりと醸した酒。口に含むと華やかな吟醸香とフルーティーな甘さを感じられ、キレのよい後味が心地よい1本だ。