月桂冠 果月 桃 アルコール12~13度
今まで飲んだ日本酒で一番甘くて、一番フルーティーでした。ここのランキングでもカプ系のいわゆる甘旨フルーティーの日本酒は最近人気ですが、調べてみると月桂冠は協会酵母の1601号や1701号を生み出すのに一役買っていて、私は知らなかったのですが、この系統の日本酒を広めたパイオニア的な存在のようです。
最近では、従来の2倍のカプロン酸エチルを生成する酵母を作り出すことにも成功していて、その技術力と開発力は日本酒の発展に大きく寄与しています。
ただ、カプロン酸エチルは甘みとともに、苦味やアルコールの刺激もでるんですよね。このお酒は、苦味を消すために、更なる甘みで塗りつぶすような形でバランスをとっています。
そうすると、普通ならアルコールの刺激もキツくなりそうですが、低アルなので意外とスっと飲めます。とは言え、アルコールの刺激はあるし、ちょっと甘すぎて重さは気になるかな。