富楼那(ふるな) 純米大吟醸 袋吊り雫酒 斗瓶囲い
23BY 無濾過生原酒
9月も終わりを迎える頃ですが、七夕の時分に飲んだお酒を引っ張り出してレビュー(笑)
ちょっと珍しいお酒なので、せっかくだし記録しておきたく。
未登録でしたので運営さんに銘柄登録していただきました。
ありがとうございました!
日本各地に残る七夕伝説、関西では交野に残るお話が有名。
そんなこともあって、七夕の時期は交野のお酒を飲みたくなるのです。
星“ふる”夜に飲むお酒なのに“ふるな”!?…なんてツッコミが入りそうですが(入らないか。笑)、こちらの名は釈迦の十大弟子のひとり、富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし)から採られたもの。
説法に長け布教に身を捧げた聖人だとか…変なツッコミ入れて大変失礼いたしました!(汗)
地元の酒販店と愛飲家さん達による“ふるな実りの会”が米から育てたお酒の12年もの。
酒屋さん曰く、元々熟成させるつもりで山野さんで寝かせていたものだそう。
ぐるぐるの新聞紙が、大切に保管されていたことを物語りますね。
上立ち芳しいナッツ香の奥にマッキーのインク。
全然大吟醸っぽくなーい!と思ったものの、よーく嗅ぐとインクの奥底にリンゴも。
含むと…おぉ、予想外!
めちゃドライ!
ナッツ+マッキー+ちょっとリンゴの香りが鼻を抜け、ビターチョコのような苦味と香ばしさが舌に残る。
これはホントに予想外!!
5、6年も過ごせば新婚当初の固さも和らぎ、円熟期を迎えるものだと思ってましたが…12年の間に何があった!?
途中で悟りを開いてしまったのか(笑)
でも、これもひとつの熟成のかたちなのでしょう。
もちろん美味でした!
特定名称
純米大吟醸
原料米
山田錦
酒の種類
無濾過生原酒 古酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:辛い+1