秋田の中でも特に雪の多い地域で、重要無形文化財「霜月神楽の里」で知られる、横手市大森町に蔵をかまえる大納川。1914年に創業して以来、銘酒「大納川」は横手の地酒として長く愛されてきた。蔵人は5名と少数精鋭で、山内杜氏の佐藤好直杜氏を中心に「飲んで酔うだけでなく、心を酔わす酒を醸したい」という想いで酒造りに励んでいる。山内杜氏に引き継がれる伝統の寒仕込みと、出羽丘陵からの水を仕込みにつかい、やわらかでふくらみのある酒質が特徴。現在はすべて純米造りに変更し、酒質と品質の向上に力をいれる。「大納川 純米大吟醸」は、地元秋田の酒米「秋田酒こまち」を40%まで丁寧に磨きあげて醸した日本酒。きれいな味わいとすっきりとした飲み口が日本酒初心者にも飲みやすく、おすすめの1本だ。