1770年創業の大澤本家酒造が誇る代表銘柄「寳娘」は、特有の力強さがある銘酒。初代の華屋清助氏が宝船に乗った女性の夢を見たことから名づけられた酒名だ。大澤本家酒造が蔵をかまえるのは兵庫県の西宮市。良質な灘の水と厳選した地元の良質な酒造好適米「山田錦」を使って、南部杜氏の技で丁寧に醸す。現在は九代目当主の大澤一雅氏を中心に、250年以上の歴史と手造りの味を受け継いでいる。全国的にも珍しく原酒のみにこだわる蔵元で、その背景にはかつて蔵人しか飲めなかった出来立ての酒の味わいを多くの人に届けたいという想いが込められている。また商品は全て直売で、造り手と飲み手の互いの顔が見える関係を大事にする。「寳娘特撰酒」は、芳醇な旨みとキレのある喉ごしが特徴だ。