銘酒「太平洋」は、本州最南端にある蔵元・尾崎酒造の代表銘柄。Kura Masterプラチナ賞をはじめ、国内外の様々なコンクールで受賞歴がある実力酒だ。尾崎酒造が蔵をかまえるのは、世界遺産・熊野古道の熊野三山にあたる和歌山県新宮市船町。蔵の北側を流れる熊野川の良質な伏流水と、北風が吹く冬の厳しい寒さによって、昔ながらの寒造りで丁寧に手仕込みする。「太平洋」の名は、紀伊半島が面する太平洋のように、広く大きく清らかな心でお酒を楽しんで欲しいと願いを込めて名づけられたそう。現在は、7代目の佐原謙次氏が代表をつとめる。「純米吟醸 太平洋」は、山田錦を50%まで磨き、クリアな味わいとキレのある辛口が特徴。様々な料理との相性がよく、食中酒として楽しめる1本だ。