山形県山形市に蔵をかまえる寿虎屋酒造の代表銘柄「霞城寿」は、山形城の別名である「霞城」と御神酒を表す「寿」に由来して名づけられた。寿虎屋酒造は1715年頃に創業し、300年以上にわたり酒造り一筋に歩んできた老舗酒蔵だ。 蔵王山系の高瀬川の軟水伏流水を仕込み水とし、山形県産の酒造好適米を使用して、冬の寒さをいかした伝統的な寒造りで醸す。一部の商品では、全麹使用速醸酒母造りという全国でも珍しい手法を取り入れている。また、地元高瀬地区のテロワールをいかした酒造りにも注力する。「純米大吟醸 霞城寿」は、London Sake ChallengeでSilver Medalを受賞した逸品。「出羽燦々」を精米歩合45%まで丁寧に磨き、おだやかな吟醸香と芳醇な旨みが感じられる銘酒だ。