千代寿は、山形県寒河江市で自然の恵みと伝統の技を活かして醸される地酒です。月山の雪解け水と寒暖差の大きい気候で育つ山形県産米を使用し、手作りで丁寧に仕上げています。特に注目すべきは、幻の酒米「豊国」です。この米は1903年に山形県旧余目町で育種され、大正時代には山形県三大品種の一つとなるほど優れた酒造米でしたが、戦後に一度消滅。しかし、千代寿は創業の原点を大切にする想いから、1990年に「豊国」を復活させ、「豊国耕作者の会」を組織。田植えから米作りに関わり、地元の恵みを最大限に活かした酒造りを続けています。