弥栄鶴 祝蔵舞(いわいくらぶ)
2022.08製造
【カシスさん×ばんない新築祝レビュー企画 第1弾】
※長文注意
ばんない城の開城祝いラッシュもピークを迎えており、全国からお酒が届く日々に嫁氏からのプレッシャーを受けている私でありますが、なだめることにひたすら専念しております爆
ぽんぽこ氏に続き本日はカシスさんからの「祝」シリーズからの一本を開栓レビューをお届け。
レビューの前に少しこぼれ話を。カシスさんからの「祝い」はそれはそれはすごい内容でありまして、大変恐縮した私はカシスさんに初直電。
プルルルル…「はい、もしもし」あれ!?女の人の声笑
まさかの女性が出てきたことによりばんないは混乱。「こんばんは、○○さんのお宅ですか?」ととんでもないことを聞く始末笑。
「カシスさん、女の子だったのか…」
結果としては私の電話番号登録間違いでしたとさ爆
さて笑、話をお酒に戻しましょう。
今回のお酒は京都府は丹後の弥栄町に所在します「竹野酒造」さんのお酒である「弥栄鶴」で、酒米「祝」を使用したお酒「祝蔵舞(いわいくらぶ」です。
酒米「祝」は一時期姿を消し、再び息を吹き返した幻の酒米。多くの人の夢と努力により現代に再び姿を現す様は「鍋島米」にも通ずるものを感じます。
さて、カシスさんが私になぜこのお酒を…それはまさに「祝い」にかけてらしいです!本当に嬉しいかぎり!
今宵は気持ちに応えるレビューができるよう頑張ります笑
【スペック】
○使用米
2021年産 祝 100%使用
○精米歩合
74%
○アルコール度数
15度
【味わい】
○酒器
カシスさんからの贈り物
「丹波立杭焼 彩色灰釉ぐい呑み 仲岡信人氏作」
○温度帯
花冷え〜常温、熱燗〜ぬる燗
○香り
お米、吟醸香とアルコール系のギリギリの絶妙なライン
○含み
少しの発泡感からサッパリお米ドライ酸味。
○中盤
ドンっ!とお米香からパンチある辛酸味。温度が上がるとさらにガツンと濃いーです。これはアテを間違えました笑
○余韻
ミネラル苦味から、少しの塩気をひきづりながらゆっくりとジンワリとキレ。スーー…パッという感じ。中盤の濃ゆさを感じさせない潔いキレ。
【燗】
ガツン系の味わいに少しカドがとれました。味わいは旨ドライ系とやわらさの中に適度なサッパリ感がバランス。適温はぬる燗でしょうか。お米の香りと旨味、低精米らしい力強い味わいのベストバランス。繊細なお料理は無理ですが、ぬる燗から意外と幅広い料理とマッチングできそうです。
【アテ】
やはりここは京都を本拠地に置く「男前豆腐」一択笑。というのは冗談で、バタバタしすぎてアテをしっかり買えなかったのです笑。賞味期限ギリギリの男前豆腐で男前酒を迎え撃ちましたが、お酒の力強さに完全敗北笑
★総評
淡麗辛口かつ力強さい味わいが特徴お酒。かなり濃ゆいお料理、居酒屋メニューに最適のお供かと。着飾った料理より、皆で楽しく笑って囲む場…いわゆる「祝いの場」に最適の一本ではないでしょうか。冷やしてはドライ、燗ではマイルドスパイシー!危険かつ妖艶な2面性を持つ京都の快酒でしょう。
自分を想い贈っていただくお酒というのはやはりら格別なのでしょう。あの人はどんな味わいが…あっちにはこのお酒売ってないから面白そう…わざわざ自分の大切な時間を使っていただき贈っていただける。私は幸せものであると心から感じるとともに、この出会いに感謝です。
カシスさん「祝いシリーズ第1回」をお送りしました。カシスさん×ばんないコラボ、4回続くのですが、真の「祝」の真打は最終回の4回目にレビューさせていただきます。ヒントは橋本環奈です。
今宵も素晴らしい祝いライフを!
原料米
祝
テイスト
ボディ:普通 甘辛:辛い+1