1745年創業の老舗酒蔵・花の露が醸す代表銘柄「花の露」は、中国の古詩で美酒を称える言葉「花露」に由来する。酒蔵は福岡県久留米市城島町に位置し、筑後川から汲みあげる軟水を仕込み水として使用。この水が酒にやわらかでふくよかな口当たりを与え、「女酒」とも称される上品な風味を生み出す。原料米には地元産の酒米を積極的に使用し、地産地消を大切にする。社長の冨安拓良氏は地域の暮らしに寄り添う酒造りを目指し、九州特有の甘めの家庭料理と調和する、ほんのり甘くふくよかな日本酒を追求してきた。「花の露 純米大吟醸」は、穏やかな吟醸香と酸味のバランスが絶妙で、食事の邪魔をしないので、冷酒にして繊細な日本料理と合わせるのがおすすめだ。地域に根付いた味わいとこだわりの製法で、多くの人々に愛され続けてきた銘酒だ。