1973年に設立した北関酒造の代表銘柄「北冠」。蔵をかまえる栃木県南部の栃木市田村町は、日光山系の豊富な湧き水と冬の厳しい寒さが特徴の酒造りに適した地域だ。新潟県の越後杜氏から受け継いだ伝統の製法を基盤に、下野杜氏と南部杜氏の資格をもつ上吉原 正人杜氏の技が融合した酒造りが特徴の蔵元だ。上吉原杜氏は全国新酒鑑評会をはじめ、様々なコンクールで受賞歴をもつ実力者。安定した生産のため四季醸造できる仕組みを整え、現在は年間約30,000石の生産量を誇る。目指すのは、毎日飲んでも飽きない酒だ。「北冠 大吟醸 原酒」は、山田錦を100%使って醸した酒。米の旨みを感じる芳醇な味わいと、後味にはキレも感じられる1本。料理とあわせても飲み飽きしない食中酒におすすめの銘酒だ。