1845年創業の越銘醸が、地元酒販店が育てた酒米「越淡麗」を使用して醸した銘酒「壱醸」。中越地震で大きな影響を受けた棚田を再生するべく、ボランティア等が一丸となって米作りからこだわった地元・栃尾でしか造れない日本酒だ。蔵をかまえる新潟県長岡市は、冬になると雪が積もる極寒で酒造りに適した地域。現在は6代目当主の小林 幸久氏を中心に、代々受け継がれる伝統と技術を大切にした酒造りを行う。守門岳(すもんだけ)からの良質な伏流水をつかって醸した酒は、なめらかで柔らかな酒質が特徴。伝統の寒仕込みで手間を惜しまない手造りによって、淡麗旨口の酒をめざす。新潟県内限定の流通品「壱醸 純米大吟21」は、「越淡麗」を精米歩合21%まで磨き上げた逸品。華やかな吟醸香と透明感のある味わいが特徴だ。