HINEMOS （ひねもす）

JUJI

森山酒造の「HINEMOS」ブランドの一本です

10時はディナーを締めくくるデザート的な立ち位置で作られています
締めに入る流れで飲みたくなる一本に仕上げているとのこと

香りがややアルコール分の強さを感じます
トロっと甘い桃のような味わいが全体を占めます
デザートライスワインという名の通りのふくよかさがあります
なんだろう…あまり味わったことのないタイプのお酒でした…！

JUICHIJI

森山酒造「HINEMOS」ブランドの一本です

こちらは11時という時間=〆の一本 というイメージから作られています
落ち着き始めた時間に飲めるコンセプトで，蕎麦などとのマッチングが勧められています

全体を占めるのはりんご系の酸味です
味はかなりおとなしめ…繊細な作りになっています
華やかな香りが喉を抜ける時に広がります
確かにこれはよく作られています

HACHIJI

森山酒造「HINEMOS」ブランドの一本です

8時という飲み始めて様々な料理を口にしている時間帯に合うよう，軽やかさでもって味わいを残すよう工夫されています
アルコール7度というところも軽やかさに一役買っています

全体的にヨーグルト系の酸味が広がります
麹や酵母の白濁がとても濃く，飲みやすい乳酸菌飲料のようです
味の主張が強いものにもきちんと軸をぶらさずに残ります
甘口で米の風味をゆったり伝えてくれます
軽やかな中にもきちんと味わい深さを残すという美味しいお酒でした

SHICHIJI

森山酒造の「HINEMOS」ブランドの一本です

こちらはアルコール5度のスパークリング酒になります
乾杯として味わうことのできるお酒を目指したそうです
何よりこのブランドが立ち上がるきっかけにもなっているようです

全体的にグレープフルーツ感のある味にまとまっています
甘酸っぱい上立香にスパークリングが喉でとても弾けます
この白濁した見た目は酵母や米の粒とのこと
その発酵によるガスがスパークリングになっています
甘く飲みやすいところがシャンパン…というよりジュースのようです
乾杯酒がもつような軽やかさで日本酒として面白いと感じます
きっと日本酒が苦手な方でもこちらは気に入って飲まれるだろうなと思いました

ICHIJI

森山酒造の「HINEMOS」ブランドの一本です

こちらのお酒は〆の味濃いめの食べ物とも合うという触れ込み
まさに深夜1時に合うお酒を目指した作りになっています

強い酸味によってもたらされる鋭い香りが鼻を抜けていきます
喉奥で苦味が現れますがほのかな甘味も相まってコクになっていきます
キレが強いため食べ物に負けず，食べ物の味を覆さない作りになっています
よく出来ているなあと感じました

KUJI

森山酒造の12代目湯浅俊作氏が作る「HINEMOS」というブランドの中の一本です
こちらのブランドは「時間」をコンセプトに，その時間帯に合った様々な味を作り出すことを目指しています
この全ての時間を通じて日本酒への入口を設けたいという思いがあるようです

今回飲み比べセットを購入させていただきました
一本当たり170mLですので，相方さんと一杯ずつ分け合って飲みました

さすが山田錦を用いているといったところで，非常に香り高いお酒です
りんご系の酸味を感じる甘みがありますが，軽やかにスっと溶けていきます
甘みと旨みが調和されているのでくどくありません
喉越しも爽やかで，ここに少しの酸味が感じられます
ステーキとのマッチが最高でした
いやあ，これは美味い！

こちらはワイン酵母を使用した酒とのことでした。
蔵の方？からは夜の2時に飲む日本酒という想いを詰め込んだボトルとの説明でした。

私は好みでした。
この蔵の特有の日本酒の味わいもありながら、白ワインに似た酒になっています。
ただ、伝統と新時代の感覚が確かに感じられるのですが。。。リピートをするかと問われると厳しい気がします。

これからが気になるお酒でした。