1772年創業の菊の司酒造が醸す代表銘柄「七福神」は、箱庄酒造店との合併の際に引き継いだ銘柄。なかでも「てづくり七福神」は、吟醸酒の先駆けとして長く愛される看板商品の一つだ。菊の司酒造は岩手県雫石町に蔵をかまえ、岩手県最古の酒蔵として知られている。 「和をもって酒造りの心とする」という精神のもと、地元雫石で栽培された「結の香」や「吟ぎんが」をはじめとする岩手県の酒造好適米を原料に使用し、地元に根ざした「雫石テロワール」を大切にする。また素材の味わいを残すため、無濾過にこだわる。「七福神」シリーズには、まろやかなコクが楽しめる純米酒や、岩手県産「結の香」を使った辛口純米酒など、多彩なラインナップがある。「純米酒 七福神 ふくひびき」は、岩手県で初めて酒米として栽培が成功した「ふくひびき」を使って醸した商品。しっかりとした米の旨みが特徴で、酸味とのバランスが良く食中酒として楽しめる1本だ。