2022年より再スタートを切った田部竹下酒造が、2023年にリリースした銘酒「理八」。旧蔵・竹下本店の初代蔵元である竹下理八氏の名前をとって名づけられた。田部竹下酒造の歴史は、田部家から庄屋の竹下家が酒造の権利を受け継ぎ、1866年に酒造りを開始したのがはじまりだ。150年の年月を経て酒造りを終了した竹下家から、2022年に田部家へ事業譲渡され新たな酒造りの歴史がスタートした。25代目当主の田部長右衛門氏が新たに濱崎良太杜氏を迎えて、日本海のキラキラした海をイメージして醸したのが「理八」だ。蔵をかまえる島根県雲南市を流れる清流の伏流水を使って、濱崎杜氏と蔵人3名で少量で丁寧に醸した「純米吟醸 酵母901」は、マスカットのようなフルーティーな香りが特徴。爽やかな酸味とフレッシュな味わいが口いっぱいに広がり、白ワインのように楽しめる日本酒だ。