1934年創業の幸姫酒造の代表銘柄「幸姫(さちひめ)」。女系家族だった創業者の一人娘が、幸せな人生を送れるように願いを込めて名づけられた銘酒だ。蔵が位置する佐賀県鹿島市にある、日本三代稲荷の一つである祐徳稲荷神社に、毎年御神酒を奉納している。蔵元杜氏をつとめるのは、東京農業大学の醸造科を卒業後、熊本県酒造研究所で修行した経歴をもつ5代目の峰松宏文氏。フレッシュで爽やかなキレのある味わいを追求し、英国IWCをはじめ国内外で高い評価を受ける酒を醸し続けている。「純米大吟醸 幸姫」は、佐賀県産の山田錦を100%使って醸した逸品。メロンのようなフルーティーな香りと甘味のある味わいが特徴だ。後味はさっぱりと爽やかで、日本酒初心者にもおすすめの1本。