元禄年間の1695年頃に創業した樽平酒造の銘酒「住吉」。樽平酒造が蔵をかまえるのは、山形県の川西町。原材料から工程の一つひとつにこだわり、伝統の浸漬桶や木甑など木の道具をつかって手造りで丁寧に醸す。現在は12代目蔵元の長井上京七氏を中心に、品質第一をモットーに全量純米酒を造る。また全商品を無炭素濾過で出荷することも樽平酒造のこだわりで、黄みがかった酒の色が特徴だ。原料米の品質向上のため、蔵人らで川西酒米研究会を構成し、減農薬・減化学肥料での栽培などにも力を入れている。「特別純米酒 金住吉+5」は、山田錦を100%使い吉野杉の甲付樽で熟成させることで、樽の香りと黄金色が特徴的なキリッと辛口の純米酒に仕上がる。力強い米の旨みを感じられ、いつもと違う酒に挑戦してみたい方にぜひおすすめしたい1本だ。