初めましての人もいるかと思いますがどうもお久し振りですバイクの人です。
一部では失踪説や買い出しに行ってる説(それはそれで面白い)が流れてましたが単に仕事がクッッッッッソ忙しかっただけです。
まだ尾を引いてるのでレビューはしばし簡素になるかもしれませんがなるたけ更新して行くつもりですので構ってあげると喜びます。
さて、こちらひやおろし解禁日(9月9日)にネタとして土田の麹9割9分(注:秋酒ではない)を飲んだものの区切りとして取り敢えず秋酒は飲まなきゃなぁと言う事で全力で贔屓にしている花泉酒造さんが醸すロ万シリーズの季節のお酒、十ロ万(とろまん)です。
とろまん。
うん、とろまんと聞いて何か内に秘めた少年の心がピクリとするのは僕だけではないはずと信じたいw
で、感想。
・安心安定ロ万の匂い。
・旨味たっぷり。
・ブワッとふくよかな香りが花開く。
・スッキリ。
・うまい。
56度の飛び切り燗→46度の上燗まで燗冷まし。
全体的にまろやかになり味のステージが底上げされた感じでした。
冷酒もいいけど燗酒もアリよりのアリでした。
さて、コロナの影響で地場の小さい酒屋は県外から地酒を求めてやってくる人が激減。
店主もご高齢で新たに通販なんて始める知識も気力も資金もない。
来る日も来る日も訪れる客は酒を買うとも限らない地元の馴染みのジジババのみ。
地の人だから店舗の賃料がかかる訳でもバイトの人件費がかかる訳でもないけど固定資産税電気ガス水道代食費等々やっぱり生きて行く為には収入が必要。
だから歳も歳だし感染は怖いけど物を売る商売をやってる以上はある程度人と接触する場面があるのは仕方ない。
何が一番怖いかってそれは人が来なくなる事、今の生活に慣れてしまい常連さんも一見さんも来なくなる事。
自粛だ自粛だ言うけれど満足な補償もない中では死んでくれと言われているも同然。
わざわざ遠くからいつもありがとうありがとう。
栃木県小山市のとある酒屋のおばあちゃんに言われた言葉です。
全員が全員そう思ってる訳ではないのは分かるし店側客側の考え・行動共に賛否両論あるのも分かる。
けど、みんながみんなバカ正直に?忠実に?真面目に?自粛をしたらその裏では確実に死ぬ人がたくさんいると言う生の声を突き付けられた言葉でした。
本当に正しい行動が何なのかは分からないし結果的に知り合いに感染した人はいないけれど今にも泣き出しそうなおばあちゃんの笑顔は多分一生忘れないだろーなー。
はい、以上、作文!
と言う事でこちら十ロ万は福島県南会津郡南会津町の山正商店さんにて購入(720mL税込1,900円)。
特定名称
純米吟醸
原料米
五百万石、夢の香、ヒメノモチ
酒の種類
一回火入れ