2017年に誕生した羽田酒造の新ブランド「脱兎(だっと)」。蔵がある京都北山の地のテロワールが生み出す辛口の日本酒で、特約店のみで販売されているブランドだ。孫子の兵法にある「始めは処女の如く後は脱兎の如し」の言葉から由来して名づけられたそう。羽田酒造は1893年の創業以来、伝統の手造りの製法を守り続けてきた。蔵の敷地内では京都が生んだ酒米「祝」を育てており、仕込みには全量京都産の酒米を使用することにこだわる。また羽田酒造の酒質に大きく影響を与えるのは、仕込みに使う上桂川の伏流水。ミネラルを含んだ中硬水を使用することで、酸味とキレの良い酒質に仕上がる。「脱兎 火入れ純米」は、京都府限定の酒米「京の輝き」を使って醸したシリーズ販売量No.1の純米酒。つい盃が進むようなキレのある味わいが特徴で、料理とあわせていただくのがおすすめだ。