岩手銘醸の銘酒「奥六」は、2023年から特約店限定で展開されている新ブランド。酛や山廃といった伝統的な製法で醸しており、酒名は地域の歴史や文化への想いを込めて、かつての地名であった「奥六郡」に由来して名づけられた。岩手銘醸は1955年に二つの酒蔵が合併して誕生した酒蔵。岩手県奥州市に蔵をかまえ、地域密着をテーマに酒造りを行う。原料米はすべて岩手県産のものを使用し、なかでも「奥六」は地元の契約農家と連携し、奥州市、金ヶ崎町、平泉町のみで契約栽培を行う。目指すのは、食事と共に楽しめる穏やかな香りと、酸味と甘味のバランスを意識したキレのある酒だ。ラベルには、平泉周辺で伝承される「川西大念佛剣舞」が描かれており、杜氏である三浦健太郎氏自身がこの剣舞の踊り手として活動していることから採用された。