おさらい回。
日本酒の主原料は米。
じゃあコシヒカリとかひとめぼれとかあきたこまちみたいな飯米を使えばいいかと言うとそうでもない。
もちろんコシヒカリを含む飯米を使用して造ったお酒もたくさんありますが、適材適所とでも言うんでしょうかね、基本は食べる用の米は飯米、酒造り用の米は酒米って感じです。
(逆に酒米を食べてみたい方、そんなに種類はありませんが酒米おにぎりってのが東京駅構内のはせがわ酒店さん併設のバーで食べられますよ。)
米麹が育ちやすい米の中心にある心白と言う部分が大きいだとか色々と特徴はありますが、簡単に言うと酒造りに適した米、いわゆる酒造好適米、略して酒米を使用して酒を造ります。
飯米にも色々と種類があるように酒米にも色々と種類があり、そして飯米にも色々と特徴があるように酒米にも色々と特徴があります。
粒が大きく心白の割合が大きいから加工に適しているとかの生産者側目線は一旦置いておいて、消費者側目線で言うと例えば山田錦であれば厚みや奥行きのある味わい。
五百万石であれば比較的スッキリした味わい。
雄町であれば旨味主体の甘口寄りの味わい。
愛山であれば加工の難しい米なので蔵の腕次第ではあるけど甘味主体に苦み少々と言った味わい、等々。
他にも彗星、吟ぎんが、あきた酒こまち、美山錦、ひとごこち、祝、強力、誉富士、短稈渡船、酒未来だとか数多くの酒米がありますが種類が多くキリがないので気になる方はご自身でググってください。
ある程度酒米の特徴を知っていれば酒を選ぶ際も自分好みの味に近いお酒を選べるようになると思うんで知っていて損はないと思いますよ。
はい、と言う事で本日のお酒は愛山を使用したお酒です。
一般的には比較的濃い甘口寄りの味わいとなりますが果たして。
感想です。
・気泡プチプチ。
・匂いほのかに甘い。
・スッキリフレッシュ。
・甘味と少し苦み。
・キレよく後味は辛口酒の感じ。
あー、これは面白いです。
愛山を使って淡麗辛口酒を造ろうと思ったらこんな感じになるんでしょうかね。
先入観なくブラインドで飲んだらこれは愛山を使ったお酒だとは恐らく思わないような気がします。
あまり見かける事のない一品ですがこれは見かけたら是非とも飲んで頂きたく。
東京都中央区は小山酒店さんを訪問して購入(720mL税込1,430円)。
#バズり待ち酒シリーズ第148趣