庭のうぐいす 純米吟醸 あらばしり 生酒
2023.01製造
【不定期企画 「駅×酒」 最終回】
旅の起点と終点、喜びと悲しみが交差する駅のホーム。そんな哀愁ある駅のホームでお酒を撮るとどんな絵になるのか!?ということではじめた自己満企画。
その企画も先月私の福岡転勤が来まり駅利用の機会が無くなることから、第19回目の今回をもって最終回とさせていただきます(T ^ T)
撮る場所は最後くらい冒険しようかと思いましたが、連休の最終日直前ということで博多駅は大変混み合っていたため、他のお客さんの邪魔にならないホーム端っこのいつもの場所から。運良く特急カモメが停車しておりシリーズ最後に華を添えてもらえました。
気になるお酒はというと、福岡を代表する銘柄のひとつ「庭のうぐいす」から「純米吟醸あらばしり生酒」をチョイス。鍋島のレギュラーがあれば尚更○でしたが、純米大吟醸クラスしかなく予算オーバーでした。そのなかで特にこだわりなく手にとったのが庭ウグでした。
暗いホームに鮮やかなグリーンの瓶がバックがかもめの白い車体と相まって映えますね!!最後にいい写真が撮れたと思います(^^)
単身先に帰り明日からの荷支度を終えシッポリ開栓です。
【スペック】
○精米歩合
50%
○アルコール度数
16度
【味わい】
○温度帯
花冷え→冷
○香り
レモン、白ブドウ、アルコール。奥にお米。フルーティ香が主体。
○含み
舌触りは少しのトロミ。フルーティな香りとは裏腹にアタックはまろやかな米旨辛。
○中盤
含みの力強さとは打って変わり穏やかなフルーティ感。米旨辛が引いた代わりにチャーミングな甘味が現れます。すげー!
○余韻
余韻の特筆点はキレの良さ。明らかなキレっ!!というような鋭い系のキレというより、いつ切られたかわからない系の気づいたら死んでるやつ。「お前はもうキレている」
【甘辛】
うーん…中口
【アテとの相性】
今日のアテは酒友の方々に送りつけてきた福岡は椒房庵(しょうぼうあん)の柚子明太です。椒房庵とは、アゴだしつゆで有名な久原本家グループが擁するブランドの中のひとつです。送りつけるだけ送りつけて、当の本人は食べていないのは問題だと思いまして、庭ウグを購入した住吉酒販さんの近くにある久原本家にて購入しました。今回も明太子をカシスさんに送りつけたので責任持ってレビュー笑
明太自体は流石といったところです。口に入れるとプチプチとした粒感から、柚子の爽快な風味、明太の旨辛味が見事です。そして、今回の庭ウグとの相性はというと…良好ではないでしょうか。
明太は柚子が入ったことで明太の生臭さを抑えてはいますが、ほんのり特有の香りは残っているようです。そこに庭ウグを投入…む!相殺!!あらばしり特有の力強い序盤がしっかりと補填してくれてますね。個人的にはもう少し辛口のお酒だと尚○ですね(^^)
★総評
あらばしりらしい?力強さと、中盤から余韻にかけてのフルーティ甘味からのキレが美しいお酒。口中でコロコロと変わるお酒の表情を存分に楽しめます。おそらく燗にすると甘口よりになると予想。
思い起こすと、私の日本遍歴であらばしりとしっかり向き合ったのは今回が初めて。クセあるんかなぁ…と思って飲んでみましたがそんなことはないですね。あらばしりの良さをしっかりと実感することができました。しぼりの過程ごとに違う味わいが味わえ日本酒って最高だなぁ。
明日から転勤に伴う事前研修で熊本県に行ってきます。なんだかんだで初の転勤なので緊張だらけではありますが、夜は外出して馬刺食べたいと思います笑。
最後に。駅×酒シリーズ最終回ということで、私もホームで日本酒を撮るのも最後かと思うと悲しいですね。しかし、いつかまた復活するかもしれないので、その時は終わる終わる詐欺だったんだ…と言ってください笑
今宵も素晴らしい駅酒ライフを🍶
特定名称
純米吟醸
酒の種類
生酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通