1875年に創業した福岡県久留米市にある池亀酒造の代表銘柄「池亀」。筑後川のそばに蔵をかまえる池亀酒造は、地元の豊富な伏流水のなかでも最も酒造りに適した水を使用。地元・福岡県産の山田錦と夢一献の酒米とともに、丁寧に冬の寒さをいかした寒仕込みを行う。蔵の一角には分析室をかまえ、酵母の培養や新商品の開発など研究にも力を入れる蔵元だ。新鮮な驚きと感動を与えることをめざし、伝統を守りながらも新たな技術を取り入れた柔軟な酒造りを行うのが池亀酒造流。長年受け継がれてきた酒袋によって、一雫ずつ丁寧に絞られた「大吟醸雫搾り池亀」は、上品な吟醸香と優しく繊細な口当たりが特徴。フルーティーな甘味も感じられ、雑味のないきれいな味わいなので料理との相性もばつぐんだ。