秘蔵酒を楽しむ会 第2回頒布 純米大吟醸3種。
今回は純米大吟醸が3種類(雄町、吟のさと、夢一献)送られて来ました。酒米が違うこと以外は精米歩合から日本酒度、酸度まで全く同じに揃えられています。純粋に米の違いだけを比べようという趣向ですね^ ^
先ず口開けで1番強く上立ち香を感じたのは、吟のさとでした。何かひさびさにバナナですね^^; それに比べると残りの2つは香りが弱いです。きっと酵母まで共通だとは思いますが。色味はハッキリ違ってて、雄町→吟のさと→夢一献の順で徐々に黄色が濃くなります。とてもオーソドックスでどちらかと言えば辛口、大吟醸にしては芳醇なところまでは共通しています。
2日目、3日目と飲み比べてみて、やはりオーソドックスに旨味のスケール感、厚みを感じたのは雄町でした。吟のさとはそれより小振りな印象でしたが、3種の中では1番甘味を感じます。苦味で切れる感じが寿司によく合いました。夢一献はやや瀞みを感じる舌触りが印象的で、旨味の中にコクのようなものを感じました。
とは言え、結局のところ比べてみれば…という程度の違いでしかなく、評価にも大きな差は無いです。これが米による差なのかも怪しいところで、それなら何も考えずに純粋にお酒を楽しめば良かった!と思ってしまいました。これ考え始めるといつも、そもそもレビュー自体を続けるべきか?って壁にぶつかるんですけどね〜^^;