1909年創業の古伊万里酒造が蔵をかまえる佐賀県伊万里は、江戸時代から焼き物の港として栄えた。その焼き物のことを「古伊万里」と呼び、古伊万里酒造の代表銘柄にも名づけられている。焼き物の「古伊万里」に負けず、日本中世界中の人から愛されるようにという想いが酒名に込められているそうだ。酒造りには地元 佐賀産の酒米を中心につかい、秒単位で丁寧に洗米。そして竜門水系の軟水で仕込み、ゆっくりと時間をかけて低温発酵することでやわらかな古伊万里酒造らしい味わいが醸される。代々受け継がれてきた伝統技法を守り、一つひとつ丁寧な酒造りを心がけているそう。時代の流れにあった日本酒を追求する努力の賜物で、国内外のコンクールで受賞するなど評価も高い。「古伊万里 純米吟醸」は、まろかやな口当たりながら、後味はキレを感じる飲み飽きない日本酒。つい酌が進んでしまうようなお酒だ。
古伊万里のクチコミ・評価
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古伊万里の酒蔵情報
名称 | 古伊万里酒造 |
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特徴 | 地元特産の磁器である伊万里焼。とくに骨董的な価値のあるものを「古伊万里」と呼ぶ。これにあやかり夫婦で高品質な酒造りに勤しむ酒蔵である。蔵元出身の前田くみ子氏が社長と造りを担当し、ご主人の悟氏が専務として営業に務めている。 佐賀酒特有の米に由来する甘みを効かせた芳醇な旨口タイプの酒質で、2016年秋には福岡国税局の酒類鑑評会で純米大吟醸酒が「大賞」(首位)を受賞するなど、近年酒質の向上はめざましい。とくに蔵元の姓からとった「前(さき)」シリーズは、華やかな香味と濃密な風味で人気となっている。 そのほかにユニークな製品として評判を呼んでいるのが、有田焼の容器に入った純米酒「NOMANNE(飲まんね=方言で“飲みませんか”の意」だ。通常のカップ酒の形状と容量で贅沢感を味わえ、飲んだ後の容器もそのまま利用できる。(松崎晴雄) |
酒蔵 イラスト |
(山本浩司氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 古伊万里 前 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 佐賀県伊万里市二里町中里甲3288−1 |
地図 |
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